22.4.19 NHK『ほっとぐんま630』取材 丹羽美礼さん

❚ 22.4.19 NHK『ほっとぐんま630』放送

NHK『ほっとぐんま630』午後6:30〜▽死別の悲しみを一緒に〜グリーフケアを広めたいNHK『ほっとぐんま630』にて、ことのはのファシリテーターとして活動されている丹羽美礼さんが取材を受け、大切な想いをお話下さいました。
放送後はたくさんの、お問い合わせ・反響がありました。
みなさんおっしゃるのは『このような場があったのですね』ということ。
放送をきっかけに、たくさんの方に活動を知って頂けたこと、嬉しく思います。


“大切な人を亡くした”悲しみに寄り添って

グリーフは広い意味では「その人にとって大切なものを失くすこと」です。
死別・離別の他、病気や事故で身体の一部を失くすなどの悲嘆から、子どもの自立、病気、怪我、災害により住む場所を失う…など、その体験は様々です。


『ことのは』ファシリテーターの、丹羽美礼さんは5年前に娘さんを亡くされ、何のためにどう生きたら良いのかと考えたときに、グリーフケアを思い出し勉強をされたとのことでした。
大切な方を亡くし、同じような想いを抱えた方同士、お話することで、少しでも心休まる時間があったらと、参加者一人一人に寄り添いながらお話を伺っています。


“ グリーフケア”が身近にある地域を目指して

『ことのはカフェ』の様子を取材頂きました。
ご参加のみなさんのおはなしに耳を傾けながら、丁寧にお話を聞いている美礼さん。
決して無理にお話をして頂くということはありません。

参加者のみなさんは、亡くされた方の年齢や関係はそれぞれですが、感じる気持ちや想いなど、共感し涙することも多いです。
グリーフを抱えているとき、亡くなった大切な方のことを想い、「辛い」「悲しい」気持ち、また「自分を責める」こともあります。
怒りや、ときには安堵さえも。
お話のなかで、その感情を「感じるまま」に大切に受けとめ「悲しんでいい」し「その反応は、おかしなことではないです」と、優しく語りかけていらっしゃいました。




大切な方と過ごした日々、思いだすことは時には辛いかもしれませんが、一緒に過ごした日々・その方がのこしてくれたもの、1人1人の大切なお話を伺っています。


“ ココロの言葉=言の葉”を大切に

大切な方を亡くした後は「この悲しみがいつまで続くのか」と不安になります。
日々の生活はやってきて…普段通りにと思っても、いつもと同じように出来ない。
家族も同じように大切な方を亡くし、悲しみを抱えているけれどなんだか話しにくい。
そんな風に思っている方は、多いのではないでしょうか。

お話をすることで、気持ちが整理されていったり、自分の気持ちに気づいたりすることがあります。

『ことのは』では、ことのはカフェ(座談会)の他に、オープンデイや、気持ちを書き出しながら整理するワークショップなどを行っています。
ご参加に際し心配なことがあれば、お問い合わせよりお気軽にご連絡ください。




「いま元気?とか元気なわけはないし、大丈夫?ってことでもないし」
無理に話さずに、そばにいるだけでも、力になれることもあります。

最後に、取材にご協力いただきました参加者のみなさん、ありがとうございました。
取材の機会を頂きましたNHKさん、ありがとうございました。


※この事業は赤い羽根共同募金の助成を受け実施しています※