24.10.11 新島学園中学校・高等学校 第3回目講座「中林洋介先生講話」 

❚ 24.10.11 新島学園中学校・高等学校 第3回目講座「中林洋介先生講話」 

2024年7月16日から新島学園中学校・高等学校のキャリア教育の一環として、全4回のグリーフケアの講座が始まりました。
学生さん38名(中1から高3までさまざまです)と、ご希望の保護者に向けて、第1回目の ‶『より良く生きる』を考える“ と題してグリーフケアの基礎的なお話から始まりました。
第3回目には、前橋赤十字病院の高度救命救急センターより中林洋介先生をお招きし、講演をいただきました。
また、当団体『ことのは』ではファシリテーターとして、普段は訪問看護をされている丹羽美礼さんに「介護・在宅医療現場での看取り」についてお話いただきました。
医療職や教育関連の職を目指す学生が多かったため、皆さん真剣に耳を傾けていました。


医療機関でのグリーフ

2024年10月11日に実施された新島学園中学校・高等学校のグリーフケア講座第3回目では、前橋赤十字病院 高度救命救急センターの中林洋介先生をお招きし、「医療機関での死と看取りの実際」のお話を伺いました。
また『ことのは』の丹羽美礼さんから、在宅でのお看取りについてお話いただきました。

美礼さんは、在宅でのお看取りにおいて
「その方やご家族が何を大切にしているか」を理解し、適切にコミュニケーションを取ることの大切さをお話してくださいました。

中林先生は、医療現場における「死」と向き合うことについて、学生のみなさんにも理解しやすいよう具体的に説明してくださいました。
特に、急性期病院や救急医療の現場で、患者さんの治療が終了した後にどのようなケアが求められるかを丁寧にお話しされ、看取りの過程で大切な役割を果たす医療スタッフの心情にも触れていただきました。

また、患者さんの死に直面するご家族へのサポートがどのように行われるか、その過程での医療従事者の心のケアも大切だということについても触れていました。
グリーフケアは患者の家族だけでなく、医療チームにも必要であるという点についてもお話いただきました。

学生のみなさんは、「改めて命の大切さを感じた」と感想を持ち、非常に貴重な学びとなったと思います。


この度はご協力いただきました中林先生に、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

『ことのは』では、研修等の場でお話させていただくという活動もしております🌸
聞いたくださった方にとって『グリーフを抱えた方』へ寄り添うことができるようなヒントとなる、お話ができたらと思っております。
ぜひご活用ください。


※この事業は赤い羽根共同募金の助成を受け実施しています※