2022.11.19『親子でふれあう森遊び』の記録

❚ 2022.11.19『親子でふれあう森遊び』

『ことのは』では、こどものグリーフケアとして、前橋のサンデンフォレストにて「親子でふれあう 森遊び」を行いました。
対象は 親・兄弟(姉妹)を亡くした経験のあるお子さんとその保護者 です。
こどもと一緒に“グリーフ”を学べる機会を作りたいとの思いから、今回の会を開催いたしました。
“死別への悲しみ”は、大人でも受け入れることが困難です。子どもであれば、それはもっと複雑になってしまうこともあります。
子どもが死別を経験した時、子どもの心を少しでも支えられるよう、『ことのは』では子どもたちへの“グリーフケア”にも取り組んでいきたいと考えております。


“サンデンフォレスト”

今回は前橋にあるサンデンフォレストさんで行いました!
サンデンフォレストさんは、群馬県赤城山南麓にあるサンデン株式会社の事業所です。
前橋ですが桐生から30分程度と比較的近い場所です。
当日はひろ~い会場を全面お借りして、参加のみなさんとのんびり過ごしました。

サンデンフォレストは「森の教室エリア」「むささび広場」「DUN-COYA(コテージ)」があります。

この日はとっても気持ちの良い秋晴れ。
森はハラハラ落ちる一面の紅葉で美しくて、深呼吸をすると空気がとっても美味しかったです。

「森の教室」へ到着すると、受付係の可愛いヤギの親子「でん」と「こめ」がお出迎えしてくれました。
フィールドの草を食べて綺麗にしてくれています♪

少し肌寒くなってきた時期なので、サンデンフォレストのスタッフさんが焚火をしていてくれました。
この周りにもベンチに座ってお話したり、マシュマロ焼きもしてきましたよ!



 おもいっきり“ 森遊び ”

参加の子どもたち、みんなで自己紹介タイム!
今回も、じゅじゅさん&パペットの『ぐーたん』@juju.ventriloquism が来てくれました✿
ちょっと緊張気味のはじめましての子どもたちに笑顔がこぼれ、みんなの距離がグッと近づきました。

午前中に、子どもたちと一緒に遊び場をつくろうと計画していました。
「森の教室」でみんなで作戦会議!!
サンデンフォレストのスタッフさん、「しばっち」
に、あそびのヒントや遊び場づくりに必要な、紐のむずび方を教えてもらいました。
“ 自然の中で ・ そこにある材料で ・ みんなで ”

2人一組になって、思い思いに、つくる遊び場を絵に描いてみると
「ブランコ」「ジャングルジムのようにクルクル回るもの」「ハンモック」…
いいねいいね!色んなアイデアいっぱい。
みんなで話し合い、「ハンモック」と「ブランコ」を作ることにしました。
さて。。どんな遊び場ができるかな。

竹を運んで、ノコギリでちょうど良い長さに切って。
大人も子どもも一緒に協力してつくりあげた「遊び場」は、みんな気に入った様子で、ずーっと子どもたちが遊んでいました。

お昼を食べたら、森を散策しながら、クラフトにつかう葉っぱ探し。
子どもたちも色んな植物に興味津々。
「グリーフ」に関する絵本の読み聞かせは「わすれられないおくりもの」でした。
子どもたちとは別部屋で、保護者の方はお話の時間を持ちました。

【ご参加された方より】
〇いつも子どもと何しよう、できない事ばかりで、成長に大切な体験ができないのではと思っていて、このような場で体験ができてとても良かったです。色々なつながりもすごく大切にします。
〇日頃の悩みを、同じ境遇の方と話しができ気が楽になった感じです。

参加のみなさん、ありがとうございました。
子どもたちの笑顔が、とってもまぶしい一日だったなぁと思い返しているスタッフです☆





“ ココロの言葉=言の葉”を大切に

『ことのは』のこどものグリーフケアは、お子さん達に踏み込んだ話をすることはありません。
グリーフに関する絵本の読み聞かせなどを通して、「悲しいときは泣いていいんだよ」ということを伝えられたら良いなと思っています。
同じ仲間や居場所があることを感じていただけたら嬉しく思います。

お子さんがプログラムに参加中にご家族の方は、今困っていることや悩んでいること、揺れる気持ちについて安心してお話していただける時間を確保しております。
同じような経験をされている方同士で「こんな時どうしてましたか?」など普段聞けない疑問などもこのような場で共有されることも多くあります。
お子さんにとっても、ご家族の方にとっても
有意義な時間になるよう準備しておりますので、気になることや不安なことなど遠慮せずご相談ください。




また一緒にあそぼうね。


※この事業は赤い羽根共同募金の助成を受け実施しています※