2024.3.3『親子で一緒に!森あそび』の記録

❚ 2024.3.3『親子で一緒に!森あそび』開催しました

自然ゆたかな、群馬県赤城山南麓にあるサンデンフォレスト。
『ことのは』では、こどものグリーフケアとして「親子で一緒に! 森あそび」を行いました。
対象は 親・兄弟(姉妹)を亡くした経験のあるお子さんとその保護者 です。
こどもと一緒に“グリーフ”を学べる機会を作りたいとの思いから、今回の会を開催いたしました。
“死別への悲しみ”は、大人でも受け入れることが困難です。子どもであれば、それはもっと複雑になってしまうこともあります。
子どもが死別を経験した時、子どもの心を少しでも支えられるよう、『ことのは』では子どもたちへの“グリーフケア”にも取り組んでいきたいと考えております。


“心地よい場所”

子どものグリーフケアの開催は、子どもたちが大好きな場所、前橋にあるサンデンフォレストさんです!
サンデンフォレストさんは、群馬県赤城山南麓にあるサンデン株式会社の事業所です。
前橋ですが桐生から30分程度と比較的近い場所です。
当日はひろ~い会場を全面お借りして、参加のみなさんとのんびり過ごしました。

サンデンフォレストは「森の教室エリア」「むささび広場」「DUN-COYA(コテージ)」があります。

今回もヤギの「でん」と「こめ」が、のんびりと草を食べながら、お出迎えしてくれました。

この日は、良いお天気であたたかな日でしたが、むささび広場へ向かう足元は「ザクザク…」と、大きな霜柱が地面にありました!
霜柱を見ることができるのも、森あそびならでは、です。
自然のなかで、親子でゆっくりと遊んでほしいなぁという想いと、なかなか経験できないことをみんなで体験したいなと、当日を迎えるのをスタッフも楽しみにしていました。


 “ 火を囲む場所をつくろう ”

今回は、こどもたちに会いに、清水さんがワンちゃん2頭を連れて来てくれました!
セラピードックのタフィ、そしてセラピードックのたまごのブリッサです。

集合の朝は、ちょっぴり緊張していた子どもたちですが、タフィ&ブリッサと触れ合い、自己紹介タイムでは、笑いヨガの講師をしている「くりくみちゃん」がミャンマーゲームを教えてくれて盛り上がりました!

今回の森遊びは、季節もまだ肌寒いので「火」をテーマ
『火を囲む場所をつくろう』
・焚き火に必要な材料さがしに森へ行く。
・ファイヤースペースづくり
(鍬やスコップで整地、石を並べてファイヤースペースをつくる)
・.みんなが座る場所づくり
(丸太を切ってイス設置) 
ゴールは、そのファイヤースペースをみんなで囲み、マシュマロを焼いたり、大人はコーヒーを飲んだりして団らんする、というところです。                    

サンデンフォレストのスタッフさん、「しばっち」に、燃料となる木を教えてもらいながら、むささび広場では、たくさんの燃料を探して、かごに背負って持ち帰ってきました。

スコップでファイヤースペースを作ったら、今度は火起こし。
今までマッチを使ったことがない子も、ひとりずつマッチを使って火起こしをしました。
自分たちで火起こしをした焚火で、焼いたおやつは格別!
「焼きミカン」や「焼き芋」「マシュマロ焼き」をしました。
みんなおいしそうに頬張っていました♪

『ことのは』のこどものグリーフケアは、お子さん達に踏み込んだ話をすることはありません。
グリーフに関する絵本の読み聞かせや、遊びなどを通して、「ひとりじゃないよ」ということを伝えられたら良いなと思っています。
同じ仲間や居場所があることを感じていただけたら嬉しく思います。


“ 竹であそび道具をつくろう”

お昼ごはんを食べたあと、ダンコヤへ移動。
午後からは、『こどもの時間』『おとなの時間』です。
親子で別々に行動します。
こどもたちは、自分専用のマイ弓矢をつくります。
ノコギリ、ナイフを使用して弓矢づくりは、竹を割ったり穴をあけたりと、作業に集中しながらみんな真剣でした。
「弓矢できたよー!!」
かわいい声が聞こえてきます♪
自分でつくったマイ弓矢をもって、みんないいね(^^♪

お子さんがプログラムに参加中にご家族の方は、今困っていることや悩んでいること、揺れる気持ちについて安心してお話していただける時間を確保しております。
同じような経験をされている方同士で「こんな時どうしてましたか?」など普段聞けない疑問などもこのような場で共有されることも多くあります。
お子さんにとっても、ご家族の方にとっても
有意義な時間になるよう準備しておりますので、気になることや不安なことなど遠慮せずご相談ください。

また一緒にあそぼうね。


※この事業は赤い羽根共同募金の助成を受け実施しています※