2024.10.14 「短期預かり里親って?お話会」開催しました

❚ 2024年10月14日 「短期預かり里親って?お話会」開催しました

2024年10月14日(月) 事務局であるココトモにて開催しました。
10月は「里親月間」です。
親御さんを亡くされたり、様々な事情でご両親と一緒に暮らせないお子さんたち、広い意味でのグリーフ(悲しみや喪失感)を抱えているのではと思います。
今回は、短期間(数日~2ヶ月程度)子どもたちを一時的にサポートする「短期預かり里親」制度について知っていただくことをテーマに開催しました。
里親支援機関「さとるーと」から、里親支援専門相談員の河村 貴之さん、海野 舞さんをお招きし、制度の仕組みや役割について詳しくお話しいただきました。

短期預かり里親は、保護者が病気や出産などで一時的に子どもの養育が難しい場合に、数日から2ヶ月程度の間、子どもを里親家庭で預かる制度です。
この期間中、子どもたちは普段通りに園や学校に通い、慣れた環境で安心して過ごすことができます。

今回お話をしてくださった里親支援機関「さとるーと」の里親支援専門相談員・河村さんと海野さんは、具体的な事例を交えながら、子どもたちにとって家庭でしか味わえない貴重な経験についてお話してくださいました。
その中で特に印象的だったのは、「お盆の際に仏壇に手を合わせる」「お正月には家族が集まる」などといった文化的な体験です。
施設での生活では経験できない、こうした家庭の温かさや日常の一部が、子どもたちにどれだけ大切なものかを実感させられるエピソードでした。
河村さんと海野さんの「少しでも家庭の温もりを感じてもらいたい」という、あたたかな想いを感じました。

参加者の皆さんからも、「地域として、どうやって子どもたちを支えていけるかを考えたい」といった前向きな意見が寄せられていました。
地域全体で、子どもたちを支えるための温かなサポートの輪が少しずつ広がっていくと良いなと願っています。

里親支援機関さとるーと
https://www.sankou-fukushikai.jp/facility/satoroot.html

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