
「自分の中の“ひみつの三人”を見つけよう」
実施日:2025年12月4日(木)|場所:安中市磯部小学校
絵本をきっかけに、心の中の気持ちと出会う時間
2025年12月4日、安中市磯部小学校にて、グリーフに関する読み聞かせを行いました。
大切な人やものとの別れ、心の中にあるさみしさ、怒り、不安…。
普段は見過ごされがちな“気持ち”にそっと目を向ける時間です。
はじめに、絵本『きみのしらない秘密の三人』を読み聞かせ。
みんなのからだの中に住んでいる「ひみつの三人」が紹介されています。
そして、その三人が私たちのために何をしてくれているのかも、物語の中で描かれています。
子どもたちは真剣に耳を傾けながら、「自分の中にも“ひみつの三人”がいるかも…?」と想像をふくらませていました。
自分の“ひみつの三人”を描いてみよう

絵本のあとには、ワークの時間。
子どもたちはそれぞれの「ひみつの三人」を紙に描き、
・どんな性格?
・どんなときに出てくる?
・どんな口癖?
などを自由に表現をしてもらいました。
「怒りっぽい子」「さびしがりな子」「泣き虫な子」「優しい子」……
想像以上に豊かな感性で、自分の心の中を見つめてくれたことに、胸を打たれました。

子どもたちの中にも、小さなグリーフはある
死別に限らず、子どもたちも日常の中で、たくさんの「さよなら」や「悲しみ」を経験しています。
・ペットとの別れ
・転校した友だち
・家族の病気や変化
・失くした宝物——
「寂しさ」や「悲しさ」「怒り」などを「感じていい」と伝えられる場や、
気持ちを外に出せる場所があることが、子どもたちにも大人たちにも支えになると考えています。
大人にも問いかけたい、心の中の“ひみつの三人”
今回の授業を通して、私自身もあらためて自分の中にいる“感情たち”に耳をすませる時間をもらいました。
目には見えない気持ちに、名前をつける。
それだけで、自分の中のざわざわが少しやわらぐことがあります。
あなたの中にも、「ひみつの三人」がいるとしたら——
それは、どんな三人でしょうか?
読み聞かせのご依頼について

今回のような絵本を通じたグリーフの授業・読み聞かせ活動は、今後もご希望に応じて出張対応を行っています。
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